2026/09/26 20:31



LAMPA CITY STANDARD
~東京カジュアルの正統派~
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BRENA — BLAZE L/S THOMAS MASON VINTAGE FLANNEL CHK

THOMAS MASONで、このアメカジ感。
しかも90年代、英国製のデッドストック。

チェックのネルシャツは、いくらでもある。

けれど、色目を見た瞬間に「これだ」と思えるものは、探すとなかなか見つからない。

この生地は展示会で見た瞬間にピンときた。まず、色の組み合わせが完全に好みのど真ん中。

そして実際に触れてみると、しっかりした生地感がありながら驚くほど柔らかく滑らか。アメカジの匂いを強く感じさせるチェック柄と、そこから想像する無骨さ。それに対して、実際に触れた時の質感がいい意味でずれていた。

さらに惹かれたのが、90年代にヨークシャーで織られた英国製THOMAS MASONのデッドストックだったこと。現在のイタリア生産へ移る以前につくられた生地になる。

ただ、英国製だから選んだわけでも、THOMAS MASONだから選んだわけでも、デッドストックだから選んだわけでもない。最初に惹かれたのは、あくまでこの色柄と質感。そこにこの背景まで重なったことで、展示会で即オーダーを決めた。

THOMAS MASONから想像するものを、いい意味で裏切るチェック

THOMAS MASONと聞けば、端正なシャツ地を思い浮かべる人も多いと思う。

ところが今回の生地は、そのイメージとはかなり違う。柄には、はっきりとアメカジの匂いがある。

しかも、その力強い色柄に対して、触れた時の生地は驚くほど柔らかく滑らか。見た目から想像する無骨さを、そのまま質感にまで持ち込んでいない。

THOMAS MASONという名前から想像する端正なシャツ地とは違う方向を向いているのに、生地に触れると、その滑らかさにはTHOMAS MASONらしさが残っている。

この色柄を今着たいと思えたこと。そして、柄そのものには十分な力があるのに、生地の質感まで重くなりすぎていないこと。

色、柄、質感。その組み合わせが僕の中で一気につながった。

90年代、英国で織られた生地を今の一着へ

今回使われているのは、90年代にヨークシャーで織られたTHOMAS MASONのデッドストック。現在のイタリア生産へ移る以前の英国製になる。

単に昔のTHOMAS MASONが残っていたというだけではない。90年代に実際につくられた色柄だからこそ、そこには当時の空気感やファッションセンスのDNAが刻まれている。

後から昔の雰囲気を狙って再現した柄ではなく、その時代に生まれた生地そのものが今ここにある。

だからといって、懐かしさだけで選んだわけでもない。背景を知らずに見ても、この色の組み合わせに惹かれる。その後ろに90年代英国製THOMAS MASONという事実がある。この順番が、この生地をより特別なものにしている。

強いチェック柄を、シャツ専門工房の仕事で仕上げる

そして、この生地の魅力はBRENAのシャツとして仕立てられることで、さらに鮮明になる。

縫製を手掛けるのは、国内トップクラスの技術を誇るシャツ専門工房。細かなステッチでシャツの輪郭を美しく整え、生地やデザインに合わせて縫い方まで変える。

さらにボタン付けには、手作業でしか行えない千鳥掛けを採用。一つひとつ人の手で仕上げる、手間のかかる仕事だ。

こうした表からは目立ちにくい部分にも、シャツ専門工房で仕立てる意味がしっかりと表れている。

これだけ力のあるチェック柄を、単に無骨なネルシャツとして終わらせない。

細かなステッチ、整えられた輪郭、千鳥掛けによるボタン付け。緻密な縫製と細部の仕上げが、カジュアルな色柄をラフに見せすぎず、一着のシャツとして仕上げている。

古着でも、復刻でもない

90年代に織られた色柄には、その時代にしか生まれなかった感覚がある。

それを古着として探すのではなく、昔の柄を新しく再現するのでもない。当時につくられた生地そのものを、BRENAが日本のシャツ専門工房の技術によって今の一着へ仕立てる。

THOMAS MASONで、このアメカジ感。

その一見意外な組み合わせの奥に、90年代英国製のデッドストック生地と、日本のシャツ専門工房による緻密な仕事が重なっている。ブランド名や希少性が先にあるのではなく、まず色柄と質感に惹かれる。その直感を、生地の背景と仕立てがさらに強くしてくれる一着だ。

BRENA BLAZE L/S THOMAS MASON VINTAGE FLANNEL CHK

90年代に織られた生地だから、同じものを新しくつくることはできません。デッドストック生地を使用しているため、今回の入荷も少量です。

あの時代の空気を持ったTHOMAS MASONの生地を、BRENAと日本のシャツ専門工房の仕事によって仕立てた新品から、自分の一着として着ていく。服好きの大人の男にとって、これ以上ない贅沢ではないでしょうか。