2026/09/23 18:25











MODMNT MK JACKET
MODMNTからMK JACKETが入荷。
デザインソースとなっているのは、ROYAL AIR FORCEのMK JACKET。
生地、ディテール、そして本来は機能として生まれたものをファッションとしてどう解釈するか。
このジャケットには、MODMNTというブランドの面白さがかなり詰まっている。
VENTOENEという生地
生地に使用しているのは、VENTOENE(ベントーネ)。
ベンタイルの製造技術を応用し、コットンとポリエステルを高密度に織り上げた素材。
綿100%のベンタイルが持つ、頼もしい風合い。
その魅力を受け継ぎながら、合繊を組み合わせることで、滑らかな肌触りと軽やかな表情を加えている。
撥水加工も施されているので、天気が読めない日にも気負わず手が伸びる。
機能以上に惹かれた、その色
そして、このベントーネ。
機能以上に惹かれたのが、その色。
ヴィンテージのバーバリーのコートに、通称「玉虫色」と呼ばれる生地がある。
一見すると落ち着いた色なのに、光の当たり方で別の色が浮かび上がる。
あの、単色では出せない奥行き。
ベントーネもコットンとポリエステルを織り合わせ、後染めで染め分けることで、玉虫色を思わせる複雑な色合いに仕上がっている。
歩いた時、袖を動かした時、ふと色の見え方が変わる。
風雨に備えるための高密度な生地でありながら、服として眺めたくなる色を持っている。
そこが、このベントーネの一番いいところ。
ROYAL AIR FORCE MK JACKET
そしてデザイン。
チンストラップの付いた襟。
ハの字に走るジップポケット。
前身頃の比翼。
背面にはフードを収納するジップポケット。
そして、MK JACKETを象徴するディテールの一つが、ジャケット内側の背面に収納された「ビーバーテール」。
普段は見えないこの布も、飾りではない。
本来は飛行機から脱出した後の遭難時に引き出し、パンツの外側へ垂らして腰からお尻を覆うためのもの。
短い着丈で腕や身体を動かしやすくしながら、いざという時には寒さから守る範囲を広げる。
飛行服だからこそ生まれた機能的なディテール。
ビーバーテールを、ファッションとして着る
MODMNTは、それを単に忠実に再現したわけではない。
本来の使い方のように前で留めるのではなく、後ろで留める。
すると後ろの着丈だけが長くなり、どこか燕尾服を思わせるシルエットになる。
収納して着ることもできるけれど、個人的にはあえて出して着るのもいいと思う。
90年代のKarrimorを思い出した
このビーバーテールを見ていて思い出したのが、90年代あたりのKarrimorのサイクルジャケット。
当時のそれも、ライディングで前傾姿勢になった時、腰やお尻が露出するのを防ぐために後ろ身頃が長く作られていた。
完全に機能から生まれたデザイン。
自分は、あの後ろだけ長くなった独特なバランスが好きで、ファッションとして着ていた。
考えてみれば、ミリタリーやワークウェアをファッションとして着るのも同じ。
本来は別の目的のために生まれたものを、街着として自分なりに解釈する。
機能として生まれたデザインを、ファッションとして楽しむ。
洒落るって、こういう事だと思う。
鈴木大器氏の哲学
そして、このMK JACKETを見ていると、鈴木大器氏の服作りの哲学が感じ取れる。
ミリタリーやワーク、アウトドアといった、本来は目的があって生まれた服。
その背景や機能を理解した上で、単なる復刻では終わらせず、街で着るファッションとして新しい表情を作る。
元ネタを知っているからこそ崩せる。
機能を理解しているからこそ、ファッションに変えられる。
今回のビーバーテールのアレンジは、まさにそんな服作りの姿勢と重なる。
袖を外せば、ベストになる
さらに袖は着脱可能。
外せばベストとしても着用できる。
RAFのMK JACKETという強烈なデザインソースがありながら、素材を変え、シルエットを変え、着方まで変える。
色んなブランドがアメカジを再解釈している今、その中でもMODMNTのアプローチはかなり独特。
ミリタリーやアメカジが好きな人にも、テックウェアが好きな人にも響く。
MODMNTは、その両方を知っている人ほど気になるブランドだと思う。
MODMNT MK JACKET
BRAND:MODMNT
ITEM:MK JACKET
COLOR:Olive / Black
SIZE:S / M
PRICE:¥79,200(税込)
サイズ感は他ブランドと比べて大きめ。
Sで一般的なM、MでLくらいのイメージになります。
WEB STORE掲載はもう少し先になります。
通販をご希望の方は、メールまたはDMにてお問い合わせください。
