2026/06/24 19:15



STILL BY HAND ワンタックジャージースラックス CS06261

快適なパンツは増えた。

最近は本当に快適なパンツが増えました。

ストレッチが効いている。

軽い。

動きやすい。

ウエストはゴム。

昔に比べれば信じられないくらい快適です。

それ自体はとても良いことだと思います。

実際、僕自身も快適な服は好きです。

ただ、その一方で思うことがあります。

快適なパンツは増えた。

でも格好良いパンツは意外と増えていない。

快適さを優先した結果、どこかスポーティーになり過ぎてしまったり、リラックス感が強くなり過ぎてしまったり。

もちろんそれが悪いわけではありません。

ただ、自分が穿きたいと思うパンツとは少し違う。

そんなことを感じる時があります。

「これ、ジャージーパンツじゃん。」

このパンツを穿いて最初に思ったのは、それでした。

正直、スポーツブランドのジャージーパンツを穿いているような感覚です。

柔らかい。

動きやすい。

ストレッチも効いている。

さらにウエストはゴムを採用したイージー仕様。

穿き心地だけで言えば、本当に快適です。

でも鏡を見ると少し違う。

そこにあるのはジャージーパンツではありません。

むしろ都会的で洗練されたスラックスのような雰囲気。

このギャップが本当に面白い。

快適さと見た目。

普通ならどちらかを優先しそうなものですが、このパンツはその両方を成立させています。

快適さを主張しない

素材には強撚のコットンジャージーを使用しています。

ジャージー素材と聞くと、柔らかくカジュアルなイメージを持つ方も多いと思います。

ただ、この生地は少し違います。

糸を強く撚ることで適度なハリとコシを持たせています。

柔らかいのに輪郭がある。

快適なのに上品に見える。

この絶妙なバランスが、このパンツ全体の空気感を作っています。

面白いのは、その快適さを前面に押し出していないことです。

世の中には「楽ですよ」と主張するパンツがたくさんあります。

でもこのパンツは違う。

まず目に入るのはシルエット。

そして品のある雰囲気。

快適さは後から付いてくる。

そんな作り方です。

横から見た時に完成する

このパンツの面白さはシルエットにもあります。

深めに入ったワンタック。

そして、そのタックの中へ隠れるように配置されたポケット。

前から見ると比較的すっきりしています。

でも横から見ると、ヒップから腿周りにかけて程良いボリュームが現れる。

派手ではありません。

でも普通でもない。

この絶妙な匙加減が本当に上手い。

STILL BY HANDは昔からこういう服が上手い。

一見すると普通。

でもよく見ると少し違う。

その少しの違いが、着た時の雰囲気を大きく変えてくれます。

格好良さの先に快適さがある

このパンツには、STILL BY HANDらしさがよく表れています。

快適さを追求して作ったパンツではない。

まず先に格好良さがある。

シルエットがある。

デザインがある。

その上で快適さまで成立している。

だから自然に穿ける。

だから大人が穿きやすい。

ジャージー素材の快適さ。

イージーパンツの気軽さ。

そしてスラックスの品の良さ。

その全てを自然に成立させた一本です。