2026/06/22 00:51
ほぼ自分のため。巾着を、ここまで本気で作る。
正直に言うと、このバッグは最初から企画として存在していたわけではありません。
「巾着を作ろう」
そんな話が先にあったわけでもない。
ただ、自分が欲しかった。
本当にそれだけです。
巾着は昔から嫌いではありませんでした。
でも、いざ自分で持ちたいと思うと、なかなか見つからない。
和の雰囲気が強すぎる。
逆にデザインだけが先行している。
どこかコスプレのように見えてしまう。
洋服好きが普段の服に自然に合わせられる巾着が、本当に少なかった。
だから作りました。
レザーとコード。その違和感が良かった。
今回の別注で特に面白いと思ったのが、レザーとバンジーコードの組み合わせです。
普通に考えれば、あまり組み合わせる素材ではありません。
上質で柔らかなレザー。
アウトドアやミリタリーギアを連想させるバンジーコード。
綺麗なものと無骨なもの。
上品なものと機能的なもの。
本来なら少しちぐはぐに見えてもおかしくない。
でも、その違和感が良かった。
レザーだけなら綺麗にまとまり過ぎる。
コードだけなら少し無骨過ぎる。
その中間にある絶妙なバランス。
上品なのに少しギア感がある。
クラシックなのにどこか新しい。
街で洋服と合わせた時、その違和感がアクセントになる。
このバッグの魅力はそこにあると思っています。
このレザーに惚れ込んだ。
そして何より、このレザーが素晴らしい。
TRIALOGUE STUDIOオリジナルの国産牛革。
厳選した北米原皮をベースに、革本来の魅力を最大限に引き出すため、潰す、引っ張る、叩くといった工程を極力抑えています。
さらにネット貼りや高温乾燥を行わず、自然乾燥でじっくり仕上げる。
効率だけを考えれば、決して楽な作り方ではありません。
それでもそうする。
なぜなら、その方が革が良いからです。
手に取ると分かります。
モチモチとしている。
しっとりしている。
柔らかい。
でも頼りない柔らかさではない。
革としての力強さを残したまま、驚くほど気持ち良い質感になっています。
正直、このレザーに惚れ込んだから別注をお願いしたと言っても良いくらいです。
親亀、子亀。
デザインは着脱可能な小さな巾着を組み合わせた親子仕様。
まるで親亀と子亀。
見た目が面白いだけではありません。
財布、スマホ。
鍵、AirPods。
実際に使うと想像以上に理にかなっています。
さらに今回はインラインには無い長めのコードを採用しました。
手持ちだけでは終わらせたくなかった。
斜め掛けでも使いたかった。
街で本当に使えるバッグにしたかった。
だから細かい部分まで指定しています。
巾着を、街のバッグとして
カラーもそうです。
ブラックとブルーを基調にしながら、小さい巾着部分にはターコイズ。
地味ではない。
でも派手でもない。
洋服の邪魔をしない。
けれど確実に存在感はある。
そんなバランスを目指しました。
ヴィンテージでもない。
和でもない。
モードでもない。
どこかヨーロッパの空気を感じる。
でも気取っていない。
Lampaで提案している洋服と並んだ時に自然に馴染む。
そんなバッグです。
自分が欲しかったから作った。
世の中には機能的なバッグがたくさんあります。
収納力が凄いものもある。
軽いものもある。
便利なものもある。
それでも、このバッグを作りたかった。
なぜなら、自分が欲しかったから。
「もし自分が巾着を持つなら、こんなのがいい。」
その気持ちから始まった別注です。
TRIALOGUE STUDIOのレザー。
職人の技術。
そして、譲れないこだわり。
その全部を詰め込みました。
かなり良いものが出来たと思っています。
Lampaファンにとってマストなバッグになったと思う。
自信作です
