KEELA KINTYRE JACKET
JPY33,000(USD208.90)
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■KEELA(キーラ)
KEELAは1989年、英国スコットランドで誕生したアウトドアブランドです。
Innovation(革新)、Quality(品質)、Technology(技術)という三つの理念を掲げ、厳しい自然環境でも信頼して着用できるアウトドアウェアを追求しています。
その背景には、防水衣料の製造技術を研究し、シームシーリングマシンの開発から独自の防水透湿システムまで生み出してきた歴史があります。
製品は研究施設での試験に加え、実際の自然環境でも検証され、山岳救助隊、軍、警察などの専門的な現場でも使用されています。
現在も自社グループの製造施設を持ち、設計から製造、品質管理まで取り組むとともに、修理や再利用を通じて製品を長く使い続けることを大切にしています。
■Lampaの見解
KEELA KINTYRE JACKET
レトロな佇まいとは裏腹に、現代の防水透湿性能を備える。
軍にも採用される技術力を持つ、スコットランドの実力派KEELAが生んだ一着。
アウトドアウェアの進化を振り返ると、素材の高機能化とともに、デザインも大きく変わってきたことが分かる。軽量化を追求した生地、身体の動きを考えた立体的な裁断、余分な装飾を省いた合理的な構造。現代のアウトドアジャケットは、そうした技術の積み重ねによって発展してきた。
その一方で、昔ながらのアウトドアウェアが持つ魅力もある。大きなフラップポケット、雨風を防ぐための前立て、身体を覆う長めの着丈。かつてのアウトドアウェアには、必要な機能をそのまま形にしたことで生まれる、独特の力強さがあった。
KEELAのKINTYRE JACKETは、そんな英国のアウトドアウェアを思わせるデザインに、現代の防水透湿素材を組み合わせた一着だ。フロントに配された大きなポケットや収納式のフード、ゆとりを持たせたシルエットには、昔ながらのアウトドアジャケットの魅力が残されている。
LAMPAがこのジャケットに惹かれるのは、単に懐かしいデザインだからではない。KEELAというブランドの背景に、防水衣料の製造技術を長年研究してきた歴史があるからだ。軍や警察、山岳救助隊などに製品を供給するメーカーが、こうしたクラシックなデザインのジャケットをつくっている。その組み合わせに面白さを感じる。
防水衣料の製造技術から生まれたKEELA
KEELAは1989年、英国スコットランドで誕生したアウトドアブランド。その歴史を辿ると、1973年に設立されたArdmelという会社に行き着く。
創業者のRube Fernandoは、スリランカからスコットランドへ渡り、世界的なミシンメーカーSINGERの工場で働いた経験を持つ技術者だった。その後、Ardmelを設立し、防水衣料の製造に必要な機械や加工技術の開発に取り組んでいく。
防水ジャケットを製造する際に問題となるのが、縫い目からの浸水だ。防水性の高い生地を使用していても、針を通せば小さな穴が生まれる。そこで重要になるのが、縫い目の裏側に専用のテープを熱圧着するシームシーリングという技術である。
Ardmelは1979年、自社開発のシームシーリングマシンMK-1を送り出した。この技術は自社の製造だけにとどまらず、Barbourなどのメーカーにも広がり、同社の機械が他社の製造現場にも導入されていった。
さらにArdmelは、英国のアウトドアブランドBerghausなどの衣料製造にも携わっていた。つまり、防水衣料を実際につくる技術と、その製造を支える機械を開発する技術。その両方を持つ会社だったのである。
そうした背景から1989年に誕生したのがKEELAだ。自社ブランドの設立後も技術開発を続け、衣服内部の結露管理まで考えたSystem Dual Protection(SDP)などを開発。関連企業を含むグループの技術革新は、2006年と2008年に英国女王賞を受賞している。
現在もKEELAは、一般向けのアウトドアウェアに加え、軍や警察などの専門的な用途に向けた製品を展開している。こうした製造技術と実用衣料の歴史を持つメーカーが手掛けていることこそ、KINTYRE JACKETを見るうえで知っておきたい背景だ。
スコットランドの雨を知る、RAINLIFE 5000
KINTYRE JACKETに採用されているのが、KEELAのRAINLIFE 5000という防水透湿素材だ。防水性、防風性、透湿性を備えた生地で、雨や風を防ぎながら、衣服内部の水蒸気を外へ移動させることを考えてつくられている。
RAINLIFE 5000では、親水性のコーティングによって水蒸気の移動を促す仕組みが採用されている。外からの雨水は遮りながら、身体から発生する湿気を生地の外側へ移動させる。雨の多い環境で着用するジャケットにとって、重要な役割を担う部分だ。
スコットランドのアウトドア環境では、雨だけでなく風への対応も欠かせない。防水性と防風性を備えた生地は、そうした天候の変化に対応するための基本となる。
そして、このジャケットの魅力は、そうした機能を備えながら、見た目がいかにも現代的なテクニカルウェアになっていないところにある。
生地の表面は光沢を抑えたマットな質感で、昔ながらのアウトドアジャケットを思わせる落ち着いた表情を持つ。大きなフラップポケットや長めの着丈とも自然につながり、機能素材を使用していることを必要以上に主張しない。
内側にはメッシュの裏地が設けられており、表地と身体の間に一枚の層をつくっている。外側の生地が雨風への対応を担い、内側は衣服としての着用感を考えた構成だ。
古いアウトドアウェアのデザインをそのまま再現するのではなく、現在の素材技術によって日常で着るための機能を与えている。KINTYRE JACKETの面白さは、そうした素材とデザインの組み合わせにもある。
英国のアウトドア文化が息づくディテール
フロントでまず目を引くのが、大きなフラップポケットだ。胸の右側にひとつ、腰の左右にふたつ。それぞれにフラップとファスナーを備え、雨の中で収納物を保護することを考えた構造になっている。
腰のポケットには、物を収納する部分とは別に、横から手を差し込めるハンドウォーマーポケットも設けられている。収納するためのポケットと、手を入れるためのポケットを分けることで、それぞれの役割を両立させている。
さらに興味深いのが、表からは目立たない位置に設けられたマップポケットだ。英国では、Ordnance Survey(オードナンス・サーベイ)、通称OSが発行する地形図が、ハイキングや登山で広く利用されてきた。
スマートフォンやGPSが普及する以前、地図を携帯し、必要なときに取り出せることは、アウトドアウェアに求められる重要な機能のひとつだった。そうした英国のアウトドア文化を感じさせる仕様が、このジャケットにも残されている。
フロントには上下どちらからも開閉できるダブルジッパーを採用し、その上を二重のストームフラップが覆う。ファスナー部分に雨風が直接当たりにくい構造であると同時に、前立ての重なりがジャケット全体に厚みのある表情を生み出している。
フードは襟部分に収納できる仕様で、必要なときに取り出して使用できる。フードの縁には形状を調整できるワイヤーが入っており、顔まわりの形を整えられる設計だ。
袖口にも調整機構が備わり、手首まわりの開きを変えることができる。フードや袖口を調整できることは、雨風の入り込みを抑えるうえでも意味を持つ。
もうひとつ見逃せないのが、KEELAのSkye Pro Fleeceを内側に連結できるジップイン仕様だ。対応するフリースを取り付けることで、ジャケットと保温用の衣服を組み合わせられる構造になっている。
こうしたディテールをひとつずつ見ていくと、単にクラシックなデザインを取り入れたジャケットではないことが分かる。ポケットの配置、雨風を防ぐ前立て、収納式フード、内側に別の衣服を連結する仕組み。それぞれに、アウトドアウェアとしての役割が与えられている。
レトロな輪郭と、日常の服との相性
KINTYRE JACKETのシルエットは、身体にぴったりと沿わせる現代的なシェルジャケットとは異なり、身幅にゆとりを持たせたレギュラーフィット。着丈も比較的長く、腰まわりを覆う設計になっている。
このゆとりと着丈によって、着用したときには身体の線を強調しない、ゆったりとした輪郭が生まれる。大きなフラップポケットもその輪郭の中に自然に収まり、昔ながらの英国製アウトドアジャケットを思わせる姿に仕上がっている。
ウエストと裾にはドローコードを備え、絞り具合によってシルエットを調整できる。ゆとりを生かして着ることも、ウエストまわりを絞って輪郭に変化をつけることもできる設計だ。
そしてLAMPAでは、このジャケットを特別なアウトドア用の衣服としてだけでなく、普段の服装の中で楽しめる一着として紹介したい。
例えばデニムと合わせれば、昔ながらのアウトドアウェアが持つ無骨な表情が自然に生きてくる。チノパンツと組み合わせれば、英国のカントリーウェアにも通じる落ち着いた装いになる。
どちらの場合も、大きなポケットと長めの着丈がジャケットの輪郭をつくってくれるため、必要以上に着飾らなくても服そのもののデザインが生きてくる。
KINTYRE JACKETには、昔ながらのアウトドアウェアが持つデザインの魅力と、現在の防水透湿素材による機能性が備わっています。さらに、その背景には防水衣料の製造機械から独自の衣服構造まで開発してきたKEELAの歴史があります。単に懐かしいデザインだから選ぶのではなく、その服をつくるメーカーの歴史や技術まで知ることで、さらに魅力が増してきます。LAMPAでは、こういう服にこそ惹かれます。
■Size
Sサイズ 胸幅62cm 着丈75cm ゆき丈90cm
Mサイズ 胸幅64cm 着丈77cm ゆき丈92cm
Lサイズ 胸幅66cm 着丈79cm ゆき丈94cm
着用画像はSサイズを着用。店主は身長168cm、体重72kg、肩幅45cm、胸囲98cm、ウエスト84cm、ヒップ97cm、腿回り55cm、足のサイズは26.5か27cmくらいになります。
※自分の場合、Mサイズでアメカジ感ある若干ゆったりとしたサイズ感で、Sはスッキリした着方が好きな方にオススメ。Lはワンサイズ大きめで少し自分には大きすぎると感じました。
※おおまかですが165から170cmでSサイズ、170cから175cmでMサイズ。175からア80cmでLサイズといった感じになります。
■Color
Red
■Style
Jacket ORDINARY FITS DENIM COVERALL ONE WASH OF-J069OW 36サイズを着用
Pants A VONTADE UTILITY TROUSERS VTD-0496-PT2 Mサイズを着用
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レビュー
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