ORDINARY FITS FRISKO TROUSERS UESD
JPY25,000(USD158.51)
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■ORDINARY FITS
ORDINARY FITSを始めた時に想い描いていた事。
当時、MADE IN JAPANの服が急激に減ってきて、海外生産の服が世の中に溢れていた。
時代に逆行するかもしれないが、自分達は日本生産にこだわったモノづくりをしていく。そう思い続けて現在まで服を作り続けてきた。
そしていつか、自分達の手で想いを込めた服作りが出来る、そんな縫製工場を作る夢を描くようになった。
ただ服を縫うだけの縫製工場ではなく、世界中どこを探しても類を見ない場所を目指し、時代を超え、点と点を繋いで、次世代へとストーリーを紡いでいく。
我々の作る服もそんな想いを込めて、誰かの大切な一着となれる様に、作り手の想いを込めた服作りをしていこうと思います。
■Lampaの見解
ORDINARY FITS FRISKO TROUSERS
ジーンズでもない。トラウザーでもない。
100年以上前のワークパンツを、今のデニムとして穿く。
古い服をデザインソースにするなら、古さを再現するだけでは意味がない。大切なのは、そこに残された魅力をどう読み取り、今の服としてどう見せるか。LAMPAがORDINARY FITSを長くセレクトしている理由も、そこにある。
昔のデニムやワークウェアを研究し、当時の服が持っていた個性を大切にしながら、素材やシルエットには現在の感覚を取り入れる。残すべきディテールは残す。でも、古い服そのものにはしない。単なる復刻ではなく、今の服として成立させる。そのバランス感に惹かれ、LAMPAではORDINARY FITSをスタイリングにおける「デニム担当」、そしてSTANDARD DENIMのひとつとして選び続けている。
今回のFRISKO TROUSERSも、そんなORDINARY FITSの服づくりがよく表れた一本。デザインベースとなったのは、LEEのFRISKO JEENS。ただし、その歴史を辿ると、LEEよりもさらに古い時代へ行き着く。
FRISKO JEENSのルーツは、19世紀のサンフランシスコで発展したワークウェアメーカー、Eloesser-Heynemann社が展開したCAN’T BUST ’EMにある。米国の商標記録によれば、FRISKO JEENSという名称は1924年にはすでに商業使用されており、LEEが同社を買収した1946年より20年以上も前から存在していた。つまり、もともとはLEEが生み出したパンツではなく、アメリカ西海岸の労働着文化の中で育まれたワークパンツだったということだ。
そして、この歴史を調べる中で特に興味深かったのが、1944年の新聞広告。当時のFRISKO JEENSは、丈夫なヘビーデューティー・ワークパンツでありながら、仕事を終えた後にも見栄えよく穿けることを売りにしていた。まだジーンズが若者のファッションとして広く認識される以前、すでにワークウェアとしての実用性と、日常着としての見え方を両立させようとしていたわけだ。
100年以上前から続くFRISKOの歴史を踏まえると、ORDINARY FITSがこのパンツをデニムトラウザーとして再解釈したことにも納得がいく。古いワークウェアの個性を残しながら、今の時代に穿きたい一本へ。単に形を借りるのではなく、服が持っていた魅力を現在につなげるという考え方だ。
11.5ozナチュラルスラブデニムと、加工の引き算
使用したのは、先にご紹介したDENIM COVERALLと同じ、ORDINARY FITSオリジナルの11.5ozナチュラルスラブデニム。
スラブ糸特有の不均一な太さが、生地の表面に自然な凹凸と濃淡を生み出す。均一に織り上げたデニムとは異なる表情を持ち、柔らかな風合いも魅力のひとつ。11.5ozという重量によって、デニムらしい存在感を残しながらも、重厚なワークパンツとは違う軽やかな印象にまとまっている。
そして、この生地に施したのが、ORDINARY FITSらしい「やり過ぎない」加工。強い色落ちやアタリによって古着らしさを前面に出すのではなく、スラブデニムが持つ自然なムラを活かしながら、奥行きのある綺麗なインディゴブルーに仕上げた。
ここで加工を強くすれば、FRISKOという歴史的なデザインと相まって、パンツ全体が古着の方向へ大きく傾く。しかし、色の表情を抑えることで、特徴的なL字型ポケットが過剰に主張せず、シルエットの良さも素直に伝わる。生地にはワークウェアの質感を残しながら、見た目はすっきりと。加工によって古さを強調するのではなく、あえて抑えることでパンツそのものの形を際立たせる。この加減が実にいい。
100年以上の歴史を持つ、FRISKO独自のディテール
FRISKOを象徴するのが、フロントに配された特徴的なL字型ポケット。一般的な5ポケットジーンズの斜めに開くポケットとは異なり、開口部が横から縦へと折れる独特の構造を持つ。
この形は、LEEによって生み出されたものではない。1920〜30年代の製品と推定されるCAN’T BUST ’EM時代のFRISKOにも、すでに同様のポケットが確認されている。少なくともLEEによる買収以前まで遡る、非常に古いワークウェアのディテールなのだ。
なぜこのL字型になったのか。作業中に手や収納物を出し入れしやすくするためという説がある一方、縫製工程を減らし、効率よく大量生産するためだったという見方も残る。正確な開発意図は明らかになっていないものの、どちらも当時の労働着に求められた合理性と結びつく考え方だ。
ORDINARY FITSは、そのLポケットをFRISKOの象徴として残し、トップボタンと左側のヒップポケットにはスナップボタンを採用。一般的なジーンズとは異なるフロントの表情をつくりながら、ディテールを必要以上に誇張しない。かつて作業性や生産性を考える中で生まれた可能性を持つ形が、長い時間を経て、今ではFRISKOというパンツをひと目で特徴づける意匠となった。100年以上続く名前の背景に、こうした独自の造形が受け継がれてきたことも、このパンツの面白さだ。
ほんの僅かなテーパードが変える、パンツの輪郭
そして、このFRISKO TROUSERSでLAMPAが何より惹かれたのが、シルエットのバランス。
ヒップ周りはすっきりと収め、腿から裾にかけては細くもなく、太くもない。ワークパンツらしい量感を残しながら、裾へ向かってほんの僅かにテーパードをかけたシルエットだ。
この「ほんの僅か」が実に重要。テーパードを強くすれば、FRISKOが持つワークパンツらしい直線的な力が薄れてしまう。反対に、太さをそのまま裾まで落とせば、昔のワークパンツに近い、重さを感じさせる輪郭になる。
その中間で、僅かに裾を絞る。すると、ヒップから腿にかけての自然なゆとりはそのままに、膝下のラインがすっきりと収まり、全体の輪郭が整う。太さを削って細身に見せるのではなく、ワークパンツが持つ量感を活かしたまま、裾の収まりによって印象を変える設計だ。
しかも、このシルエットと11.5ozのナチュラルスラブデニムとの組み合わせがいい。生地にはデニムらしい凹凸と柔らかな風合いを残し、形はトラウザーを思わせるすっきりとした輪郭。素材の持つ無骨さをシルエットが程よく抑えることで、一般的な5ポケットジーンズとも、昔ながらのワークパンツとも違う見え方が生まれる。
LAMPAでは長くORDINARY FITSをデニムの柱として紹介してきたが、こうしたシルエットの判断こそ、選び続けている大きな理由だ。ワークパンツの良さを残すために、必要以上に太くしない。トラウザーの綺麗な輪郭を求めるからといって、細くもしない。その中間を、僅かなテーパードだけで成立させる。この辺のバランス感が、本当に上手い。
ワークウェアから生まれる、新しいデニムセットアップ
さらに、同じ11.5ozナチュラルスラブデニムを使用したDENIM COVERALLとのセットアップも、このパンツを選ぶ大きな理由のひとつ。
カバーオールにデニムパンツ。組み合わせだけを聞けば、かなりワークウェア寄りの装いを想像するはずだ。しかし、ORDINARY FITSがつくるこの2着は、どちらも古い服の魅力を残しながら、そのまま当時の姿を再現する方向には向かっていない。
カバーオールが持つワークウェアの表情と、FRISKO TROUSERSのすっきりとした輪郭。同じ生地で揃えることで上下に統一感が生まれながら、パンツの僅かなテーパードが全体の量感を抑え、昔ながらのデニムのワークセットアップとは違う印象にまとまる。単品での完成度はもちろん、セットアップにした時にこそ、この僅かなテーパードの意味がさらによく分かる。
1944年の広告では、仕事を終えた後にも見栄えよく穿けることが魅力として語られていたFRISKO JEENS。働くための丈夫なパンツでありながら、日常での見え方まで考えられていたという発想は、ORDINARY FITSがこのパンツに与えたシルエットにも通じます。100年以上前から続くワークウェアの個性を残しながら、素材の表情と僅かなテーパードによって、今の服として自然に穿ける一本に仕上がっています。古い服の魅力を知っているからこそ、その形をただ懐かしむだけでは終わらせたくない。長い歴史を持つFRISKOを、古着としてではなく、新品から自分の一本として穿いていただきたいと思います。
■Size
28サイズ 腰回り78cm ヒップ102cm 腿回り64cm 股上34cm 股下68cm 裾幅25cm
30サイズ 腰回り82cm ヒップ106cm 腿回り66cm 股上35cm 股下70cm 裾幅26cm
32サイズ 腰回り86cm ヒップ110cm 腿回り68cm 股上36cm 股下72cm 裾幅27cm
※着用画像は30サイズを着用。モデルは身長168cm、体重70kg、肩幅45cm、胸囲98cm、ウエスト84cm、ヒップ97cm、腿回り55cm、足のサイズは26.5か27cmくらいになります。
※モデルの場合、30サイズで程よく良い感じでゆったりと着れて適正サイズだと思います、28サイズは自分にはキツクて履けず、32サイズだと少し大きいといった感じになります。他のモデルよりウエストは少し大きめなので116STANDARD、117LOOSEで30の方は28サイズ、32の方は30サイズ、34の方は32サイズとなります。
■Color
Used
■Style
Tops ORDINARY WOOL SWEAT 2サイズを着用
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レビュー
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