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BARNSTORMER マッカーサ2 1945P

¥33,000($210.51)

International shipping available

■Barnstormer

1977年創業し当時からアメリカと同じクォリティーを再現するために生地に使われる糸の質、工場のミシンの種類に複雑な工程を行える職人など、本物のアメリカントラッドを追求。現在も日本トップクラスの工場とテーラーを熟知したパターンナーとタッグを組み、日本発のアメリカントラッドを発信しています。









■Lampaの見解

BARNSTORMER - マッカーサ2

1945P

軍服の無骨さを、スラックスの技術で仕立てる。
タフなウエポンに、職人の技術と情熱を注ぎ込んだ一本。

チノパンとスラックス。その違いは何かと聞かれれば、多くの人は生地やシルエット、あるいはカジュアルかドレスかという見た目の違いを思い浮かべるだろう。しかし、服を長く見続けていると、それだけでは語れない大きな違いがあることに気付く。それが、そもそもの服のつくり方だ。

一般的なカジュアルパンツが、丈夫な生地を正確に裁断し、縫い合わせることで形をつくるのに対し、本格的なスラックスは、裁断した生地を縫製の途中でアイロンによって成形し、身体の曲線に合わせた立体をつくり上げていく。もちろん、どちらにも高度な技術が必要だが、スラックスには平面の布を身体に沿う立体へと変えていく、独特の仕立ての世界がある。

そして、その技術を、タフなコットン素材に持ち込んだのが、BARNSTORMERのマッカーサ2だ。しかも使用するのは、張りの強いウエポン。柔らかなウールとは勝手が違う生地を、スラックスの考え方で仕立て上げる。言葉にすれば簡単だが、実際の製造工程を考えると、これは相当に手間のかかる試みだ。

LAMPAでは、このパンツを単に綺麗なチノパンとして紹介したくない。ミリタリーという出自を持つ素材と、身体を美しく見せるために発達してきたテーラードの技術。その二つを本気で組み合わせることで、従来のチノパンとは異なる魅力を生み出している。そこにこそ、マッカーサ2を選ぶ価値があると考えている。

士官の威厳を表現する、ウエポンとコールドマーセ加工
まず注目したいのが、綿100%のウエポンという生地だ。ウエポンとは、アメリカ陸軍の士官学校があるウエストポイントに由来する名称で、軍用のチノクロスと深い関係を持つ素材。BARNSTORMERでは、一般兵の作業服を思わせる従来のチノとは異なり、後に士官たちの制服にも採用された、糸を2本使いにしたウエポンを選んでいる。

ここで重要なのは、なぜウエポンを選んだのかということだ。軍服といっても、実用性を最優先した作業服と、士官が身に着ける制服では求められるものが違う。士官の装いには、軍服としての丈夫さに加え、立場にふさわしい整った外観が必要になる。マッカーサ2は、その違いを素材の段階から表現している。

さらに、このウエポンにはコールドマーセと呼ばれる特殊な加工が施されている。国内でも加工できる工場が限られるというこの技術によって、生地表面を平滑に整え、コットンでありながら端正な光沢とパリッとした張りを引き出している。一般的なチノクロスに見られる素朴な風合いとは異なり、光を受けたときの表面が整い、素材そのものに凛とした印象が生まれる。

そして、この張りの強さが、マッカーサ2のシルエットを支える重要な要素にもなっている。柔らかな生地では身体に沿って落ちやすい腰回りの分量も、ウエポンであれば一定の膨らみを保ちやすい。タックによって生まれたゆとりが、そのまま身体の線を拾うのではなく、腰から太腿にかけて立体的な輪郭をつくる。光沢を出すためだけの素材選びではなく、パンツ全体の形を成立させるための選択でもある。

しかも、このコールドマーセ加工は、単に生地の表面を綺麗にするためのものではない。BARNSTORMERが表現しようとしている士官の威厳を、素材の質感にまで落とし込むための加工だ。軍服という背景を持ちながら、粗野な印象に寄せない。素材を選ぶ理由が、デザインの思想としっかり結び付いているところが面白い。

タフなコットンを立体に変える、スラックス工場の技術
そして、この素材の魅力をさらに引き出しているのが、スラックス工場の技術だ。BARNSTORMERは、一般的なカジュアルパンツ工場ではなく、スラックスづくりの技術を持つ工場でパンツを仕立てている。これは単に縫製が細かいとか、内側の始末が綺麗だという話ではない。生地をどう立体にするかという、製造工程そのものの違いに意味がある。

本格的なスラックスづくりでは、縫製の途中でアイロンを使い、生地の一部を伸ばしたり、余分な分量を縮めて収めたりする。いわゆる、くせ取りと呼ばれる技術だ。人間の下半身は、腰からヒップ、太腿、膝、ふくらはぎへと複雑に形が変化している。その曲線に合わせて平面の生地を成形し、縫い合わせることで、身体を包み込む立体をつくり上げていく。

ところが、マッカーサ2に使用されるウエポンは、張りのある丈夫なコットン素材だ。ウールのスラックス生地とは熱や蒸気に対する反応が異なり、アイロンによって狙った形に整えるには、その素材に合わせた技術が求められる。コットンはウールほど容易に形を変えられる素材ではなく、特に張りの強い生地では、成形する場所と分量を見極めることが重要になる。どこに膨らみを残し、どこを平らに整えるのか。その判断が、最終的なシルエットを左右する。

実際、マッカーサ2では脇のカーブを強めに設計し、プレスによって生地の膨らみを中央へと移動させる技術が取り入れられている。つまり、型紙の段階から工場のアイロン技術を前提としているということだ。単純に裁断したパーツを縫い合わせるのではなく、縫製とプレスによって最終的な形を完成させる。その工程を理解していなければ成立しない設計なのである。

丈夫なコットンを使ったパンツなら、もっと効率の良いつくり方もあるだろう。しかしBARNSTORMERは、あえて手間のかかる方法を選んでいる。それは単なる高級感の演出ではなく、カジュアルパンツの丈夫さを残しながら、スラックス特有の立体的な美しさを手に入れるためだ。見た目だけをドレス寄りにしたチノパンとは、根本的に考え方が違う。タフな素材を、仕立ての技術によって美しい形へと導く。この一見相反する組み合わせこそ、マッカーサ2の大きな魅力だ。

見えない部分に宿る、仕立て屋の知恵と穿いた時の美しさ
その考え方は、細部の仕様にも徹底されている。フロントには持ち出しと内掛けボタンを備えた天狗を採用。前開きを内外から固定することで、ウエスト部分の重なりを安定させ、下腹部の収まりを整えている。さらに内側にはマーベルトを配し、腰回りの構造を支える。穿いてしまえばほとんど見えなくなる部分だが、こうした仕立てが前姿の整い方に影響している。

特に興味深いのが、前立て内側の天狗を股部分まで延長した構造だ。一般的なスラックスではファスナーの下付近で終わる天狗布を、マッカーサ2では前後左右の身頃が合わさる内股の十字部分まで伸ばし、補強と裂け防止の役割を持たせている。つまり、ウエストの収まりを整えるための内布が、そのまま負荷のかかりやすい股部分を守るシックとしても機能しているのだ。

さらに、そのシックの先端は剣先型に整えられている。使用する生地はポケット袋布と同じスレキ。股部分の補強という役割を果たしながら、高価な表地を必要以上に使用しない。こうした素材の使い分けには、仕立ての品質を保ちつつ、製造コストにも配慮するという合理的な考え方がある。単に手間をかければ良いという発想ではなく、どこに技術を注ぎ、どこで無駄を省くか。その判断に、仕立て屋ならではの経験と知恵が表れている。

後ろ中心の尻ぐりにも、非常に興味深い工夫がある。ウエストに近い上部では縫い代を広く残し、股下へ向かうにつれて細くしているのだ。上部の縫い代は、後からウエスト寸法を調整するための余地であると同時に、生地が重なることでヒップ上部の形を整える役割も持つ。一方、カーブの強い股ぐり付近では縫い代を細くすることで、内側に余計な生地が溜まり、表面に不要なシワが出ることを防いでいる。

さらに、後ろ身頃と内股には三角形のマチが設けられている。これは動きやすさを高めるための一般的なガゼットとは異なり、生地幅に合わせて裁断するために、仕立て屋が用いてきた接ぎの工夫だ。一枚の生地から無理にすべての形を取ろうとするのではなく、必要な部分を別布で接ぐことで、限られた生地幅の中でも意図したパターンを成立させる。特別な加工を施したウエポンを無駄なく生かしながら、求める形を実現する。単なる装飾ではなく、昔ながらの仕立て屋が持つ合理的な知恵が、そのままディテールとして残されているところが面白い。

そして、裾の仕立ても見逃せない。マッカーサ2は裾をフラシの状態で用意し、購入後に丈を合わせて仕上げる仕様となっているが、注目すべきは単に裾上げを前提としていることではない。内股の縫い代には前後で幅の違いが設けられており、丈を詰める際に必要に応じて裾の太さまで微調整できるよう考えられている。

パンツは丈が変われば、裾が落ちる位置も変わり、脚全体の見え方にも影響する。そこで丈だけを短くして終わらせず、穿く人の体型に合わせて太さまで整える余地を残している。完成品をそのまま売ることだけを考えた設計ではなく、最後に穿く人の身体に合わせて仕上げるという、仕立て屋の思想が感じられる部分だ。

そのほかにも、ベルトのバックル位置を安定させるピンループ、フラップ付きのウォッチポケット、脇ポケット内側の忍びポケット、両玉縁のバックポケット、ボタンの根巻きなど、細かな仕様が随所に盛り込まれている。いずれも単なる装飾ではなく、それぞれに役割を持つディテールだ。表から見える部分には軍服やクラシックなトラウザーの面影を残し、内側には着用時の収まりや補強、寸法調整まで考えた構造を備える。こうした細部を知るほど、一本のパンツに費やされた仕事の多さが見えてくる。

そして、これらの素材と仕立てによって生まれるのが、腰回りから太腿にかけてゆとりを持たせ、裾へ向かって絞り込んだ太めのテーパードシルエットだ。腰回りにはしっかりとした量感がありながら、裾に向かって輪郭が整理されるため、全体が必要以上に重く見えない。張りのあるウエポンがその形を支え、スラックスの仕立てが腰からヒップの収まりを整える。ゆとりがあるのに、だらしなく見えない。軍服の力強さを感じさせながら、穿いた時には端正な輪郭が現れる。この見え方は、素材と仕立てのどちらか一方だけでは生まれない。

ここまで手間をかけて、一本のチノパンをつくる必要があるのでしょうか。そう思うほどの工程を重ねながら、その苦労を表に出さず、穿いた時の美しい輪郭へとつなげています。LAMPAが惹かれるのは、まさにそういうものづくりです。丈夫な生地を使うだけでも、見た目を綺麗に整えるだけでもありません。素材の選択から裁断、縫製、プレス、そして見えない内側の始末に至るまで、それぞれの工程に理由があり、その積み重ねが一本のパンツの価値を大きく変えています。長く服を見続けてきた店として、こうした真面目で、少し頑固な仕事を高く評価しています。単に綺麗なチノパンが欲しいのではなく、素材にも仕立てにも確かな理由がある一本を選びたい。そんな方にこそ、ぜひ穿いていただきたいマッカーサ2です。











■Size

Sサイズ 腰周り80cm ヒップ102cm 腿周り60cm 股上29cm 股下94cm 裾幅18m

Mサイズ 腰周り84cm ヒップ106cm 腿周り62cm 股上30cm 股下94cm 裾幅19m

Lサイズ 腰周り88cm ヒップ110cm 腿周り64cm 股上31cm 股下94cm 裾幅20m

XLサイズ 腰周り92cm ヒップ114cm 腿周り66cm 股上32cm 股下94cm 裾幅21m



着用画像はLサイズを着用。モデルは身長168cm、体重70kg、肩幅45cm、胸囲98cm、ウエスト84cm、ヒップ97cm、腿回り55cm、足のサイズは26.5か27cmくらいになります

モデルの場合、SサイズとMサイズはきつくて穿けず、Lサイズでピッタリ。XLサイズで少し大きめという感じになります。

おおまかですがデニムのサイズでいうとSで28インチ、Mで30インチ、Lで32インチ、XLで34インチといった感じになります。








■Color

Navy









■Style

Tops MANUAL ALPHABET SUPIMA OX SHIRTS BALGING FIT(ややゆったり) BASIC-BG-001 2サイズを着用

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