MODMNT MIL SMOCK SHORT
¥74,800($471.82)
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■Modmnt
「MODMNT」は、「Module(組み合わせ)」「Mode(流行)」「Equipment(装備/道具)」「Element(要素)」を組み合わせた造語「Modulement」の略称。
それぞれが独立したアイテムを自由に選び、組み合わせ、拡張できる“道具のようなウェア”を提案。アメリカン、アウトドア、ミリタリー、ヴィンテージといった要素を再解釈し、MODMNT独自の視点で再構築。一つひとつのユニットを組み合わせて拡張できる、新しい機能服=道具服を展開。
■Lampaの見解
MODMNT MIL SMOCK SHORT
ROYAL NAVY SMOCKを、今の服として再構築する。
被りだからこそ出来るデザインを、ここまで格好良く仕上げた一着。
アウターは、前開きの方が便利だ。着脱もしやすいし、体温の調整だって簡単にできる。
それでもLAMPAでは昔から、被って着るアウターに惹かれる。前にジップもボタンもないからこそ生まれる独特の形。多少の不便さがあっても、それを選びたくなるだけの格好良さがある。
MODMNTのMIL SMOCK SHORTは、まさにそんな一着だ。
デザインのベースとなったのは、英海軍ROYAL NAVYのVENTILE SMOCK。雨風を受ける艦上で、ほかの衣服の上からガバッと被って着るためにつくられた、ゆとりのあるプルオーバーだ。
MODMNTは、その独特な量感とプルオーバーの構造を残しながら、着丈やポケットの配置を大胆に変更。さらに別のROYAL NAVYウェアからディテールを取り込み、素材まで現代のものへと置き換えている。
ROYAL NAVY SMOCKをデザインソースにした服は、これまでにもいくつも見てきた。忠実に再現したものもあれば、ファッションとして大きくアレンジしたものもある。
でも、このMIL SMOCK SHORTは、そのどちらとも違う。元の服が持つ特徴を生かしながら、そこから新しいデザインを生み出している。これはかなり好きだ。
プルオーバーだからこそ出来る、ポケットの配置
まず目を引くのが、フロントを中心に配置された大小さまざまなポケット。
これだけポケットを付ければ、普通ならかなりうるさくなる。でも、不思議とそうならない。むしろ、それぞれのポケットの形と配置がつながり、身頃全体でひとつのデザインをつくっている。
ここが上手い。
一般的な前開きのアウターなら、フロントの中央にはジップやボタンが走る。そのため、左右の身頃をどう分けるかという制約が生まれる。
しかしプルオーバーなら、フロント全体をひと続きの大きな面として使える。中央を含めてポケットを配置できるし、大きさも形も組み合わせられる。
MODMNTは、その構造を思い切り生かしている。単にポケットの数を増やしたのではなく、ポケットそのものを服の造形として使っているのだ。
さらに、元のROYAL NAVY SMOCKが持つゆったりとした身幅を残しながら、着丈は少し短くアレンジ。
横方向の量感に対して縦方向を抑えることで、ゆとりのある身頃が必要以上に長く見えない。大きなポケットがいくつも付いていながら、全体の輪郭が間延びしないのも、この着丈が効いている。
被りのアウターというと、アノラックをはじめアウトドア由来のものが多い。
でも、これはしっかりミリタリー。なのに、洗練されている。
軍用衣料らしい無骨さを残しながら、ポケットの配置と着丈の取り方によって、全体をひとつの服としてまとめ上げている。これだけ要素を盛り込んでも、デザインが破綻しない。そのまとめ方が実に見事だ。
機能から生まれたディテールを、デザインへ
フード後方には、同じくROYAL NAVYのFOUL WEATHER JACKETを思わせる、クロス状のアジャスターを配置。
本来はフード着用時のフィット感を調整するための機能的なディテールだが、このクロス状のテープが後ろ姿にも独特の表情を与えている。
最初から格好良く見せるためにつくられた装飾ではなく、必要な機能を追いかけた結果として生まれた形。それが何十年も経った今、デザインとして成立している。こういうディテールには、やはり惹かれる。
さらに背面にはジップを配置している。
プルオーバーの弱点は、どうしても着脱がしづらいこと。だからといって前開きにしてしまえば、この服の最大の特徴であるフロントの大きな面が失われてしまう。
そこで、背面にジップを加える。フロントのデザインはそのままに、着脱のしづらさには別の方法で手を入れる。
単に見た目を優先して不便さを我慢するのでもなく、便利さを優先してデザインを変えてしまうのでもない。両方を成立させるために、新しい構造を考える。こうした設計にも、MODMNTの服作りの面白さが表れている。
VENTILEが担った役割を、現代の3レイヤー素材へ
そして、この服を語る上で外せないのが素材だ。
使用しているのは、防水性と透湿性を兼ね備えた3レイヤー素材。耐水圧11,000mm、透湿度8,500g/㎡/24hrレベルの性能を備えている。
耐水圧11,000mmは、一般的に大雨への対応を考える際にも目安とされる10,000mmを超える数値。さらに透湿度8,500g/㎡/24hrは、日常的な歩行や移動で生じる衣服内の湿気を外へ逃がす性能を備えた水準だ。
表側の生地と裏側の生地、その間に防水透湿膜を挟み込んだ3層構造。外からの雨を防ぎながら、身体から発生する水蒸気を外へ逃がすことで、雨への対応力と着用中の快適さの両方を考えた素材になっている。
そして何より面白いのが、デザインソースとなったROYAL NAVYのVENTILE SMOCKもまた、当時の素材と技術によって雨風から身体を守るためにつくられた服だったということ。
VENTILEは、高密度に織り上げたコットン生地。水分を含んだ綿繊維が膨らむことで糸と糸の隙間を狭め、水の浸入を抑える仕組みを持っている。
一方、今回の3レイヤー素材は、防水透湿膜によって水の浸入を防ぎながら、水蒸気を外へ逃がす構造だ。
素材も仕組みも違う。
けれど、雨風から身体を守るという目的は共通している。
古いミリタリーウェアを再現するなら、当時と同じ素材を選ぶという方法もある。もちろん、それにはそれだけの価値がある。
しかしMODMNTは、VENTILEという名前や見た目をなぞるのではなく、その素材が軍用衣料の中で果たしていた役割に目を向けている。そして、その役割を現代の技術で置き換える。
昔の服の形を借りて、現代の高機能素材を載せただけではない。元の服がなぜその素材でつくられていたのか。そこまで考えた上での素材選びだからこそ、説得力がある。
今回のMIL SMOCK SHORTを選びたくなったのは、元の服を再現することよりも、そこから何を生み出せるかという発想に惹かれたからです。軍用衣料が持つ無骨さも、プルオーバー特有の格好良さも残しながら、今まで見たことのない一着に仕上げてしまう。元になった服の歴史や構造を知ればさらに面白く、知らなくても純粋に格好いいと思える。長く服を見てきても、こういう解釈に出会うとやはり嬉しくなります。鈴木大器氏は、本当に上手いなと思います。
■Size
Sサイズ 胸幅61cm 着丈66cm ゆき丈86cm
Mサイズ 胸幅63cm 着丈68cm ゆき丈88cm
着用画像はSサイズを着用。店主は身長168cm、体重70kg、肩幅45cm、胸囲98cm、ウエスト84cm、ヒップ97cm、腿回り55cm、足のサイズは26.5か27cmくらいになります。
※自分の場合、Sサイズでややゆったりとしたサイズ感で着れて、このアイテム特有のリラックス感ある雰囲気で着れて、適正サイズはSサイズだと思います。Mサイズだとワンサイズ大きく着ている感じで、大きめが好きな方には良いかも。
おおまかですが身長170cm~175cmでSサイズ、175cmから180cmでMサイズといった感じになります
■Color
Navy
■Style
Tops MODMNT HOODED SHIRTS XSサイズ着用
Pants MODMNT UNIFORM PANTS (DETACHABLE 2WAY) XSサイズ着用
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レビュー
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