CCP HK06 PS-AA106
¥26,400
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■CCP
代表の木島努は、多くのブランドを手掛けた後、1996年にシルクスクリーンプリントの会社CCP(Crazy Character Print)を設立。その後すぐにブランドCCPを立ち上げ、当初はクラブで着るウエアーを制作していた。 テクノやトランス、アンビエントなどの音楽を好み、渋谷ではDJご用達のレコードショップ「Global Chillage Tokyo」を経営。CCPのウエアーを販売するほか、スピーカー「Blue Room Mini Pod Speaker」のディストリビューターも務めていた。 その後、木島が自転車通勤を始め、スタッフ全員の移動手段も自転車へ。当時まだほとんど存在しなかった、自転車に乗るためのカジュアルウエアーを作り始める。 また、レイブで遊んできた彼らにとって、アウトドアは特別なジャンルではなく身近な存在だった。現在のCCPにサイクリング、アウトドア、アーバン、ファッションといった様々な要素が自然に混在しているのも、こうした背景から生まれている。 自然に近いものと近未来的なもの。一見相反するものを同じものとして捉え、有機素材から機能性素材まで幅広く使いながら、店頭に並んでいる時ではなく、実際に使う人にとってベストな服を作る。 常に遊び、楽しみながら、楽しくて必要とされる服を作り続けている。
■Lampaの見解
CCP HK06
PS-AA106
面積が少ないからこそ、何を足し、どこで止めるかが難しい。
その難しさを面白さへ変えてしまう、CCPを代表する人気モデルHK06。
ショーツという服は、シンプルに見えてデザインの加減が難しい。フルレングスのパンツに比べて使える面積が少ないため、ポケットや切り替えをひとつ加えただけでも、その存在が強く見えてくる。機能を盛り込めば便利にはなるが、それぞれが前へ出れば途端にうるさくなる。反対に、何もせず形だけを整えればすっきりとは見えるものの、機能的な面白さも、服を見た時のワクワク感も薄れてしまう。
では、どこまで入れるのか。どこで止めるのか。そして、加えたものをどう服の形へ変えるのか。CCPの人気モデルであるHK06には、その問いに対するブランドなりの答えが詰まっている。決して要素の少ないショーツではない。それでも完成した姿が機能の寄せ集めに見えないところから、この服の面白さが始まる。
CCPといえば、機能的でありながら美しい形状を生み出す独特の立体的なパターンメイキング。その特徴がHK06では、特にポケットまわりによく表れている。ただ収納する場所を増やすのではなく、ポケットの膨らみや重なりまで使って身頃に立体感を与え、それ自体をショーツの輪郭へ取り込んでいく。機能のために必要な構造を、服を形づくる要素へ変えてしまう。
LAMPAがHK06に惹かれるのも、機能が多いからではない。限られた面積の中へこれだけの要素を入れながら、何を見せ、何をまとめ、どこで止めるのか。その判断にCCPならではの感覚がはっきり表れているからだ。HK06が人気モデルなのも、単に便利なショーツだからではなく、CCPでなければ生まれない機能と造形の関係に理由があると思う。
立体的な造形を支える、ハリとドライな質感
生地には、適度なハリ感とドライな肌触りを持ち、吸水速乾性に優れたポリエステル生地を使用。暑い時期に穿くショーツとして実用的な性能を持つが、この素材はHK06の立体的な形を見せるうえでも重要な役割を担う。
柔らかく身体に沿って落ちる生地とは異なり、適度なハリによって服そのものの形が残りやすい。前身頃に配置されたやや大きめの立体ポケットも、その膨らみが潰れて身頃と一体化するのではなく、ひとつの面として輪郭をつくる。さらにポケットが重なることで奥行きが生まれ、前から見た時にも平面的なショーツにはならない。
このハリが、CCPの立体的なパターンメイキングともつながってくる。身体の形をそのままなぞるのではなく、服そのものに輪郭を与えるパターン。その形を生地が支え、さらに立体ポケットが別の面を加えることで、HK06特有の造形が生まれる。素材、パターン、ポケットがそれぞれ別の話ではなく、ひとつが欠ければ同じ見え方にはならない関係だ。
一方で、形を出すためだけに硬さを求めた素材ではない。ドライな肌触りと吸水速乾性を備え、実際に暑い時期に穿くショーツとしての快適性まで考えられている。立体的な形を支えるハリと、肌に触れた時のドライな感覚。この二つが同居することで、造形の面白さだけに偏らず、日常で穿くための現実的な機能へ戻ってくる。
二重構造のポケットが、前身頃そのものをつくる
HK06で特に目を引くのが、前身頃に配置されたポケットだ。やや大きめの立体ポケットに、手入れのポケットを組み合わせた二重構造。収納箇所を二つ用意したという説明だけでは、このディテールの面白さは伝わらない。
ショーツは面積が少ない。それだけに、大きめの立体ポケットを置けば視覚的な比重は当然高くなる。さらにもうひとつポケットを重ねれば、普通ならディテールばかりが目立ってもおかしくない。HK06では、その存在感を無理に消さず、むしろポケットの大きさと膨らみ、二重構造によって生まれる奥行きを利用して前身頃の形をつくっている。
ここにCCPらしい立体的なパターンメイキングが重なる。身頃の上へ大きなポケットを後から貼り付けたという見え方ではなく、ポケットを含めて前身頃全体の造形を考える。そのため収納という明確な機能を持ちながら、ポケットそのものがHK06のシルエットを構成するパーツとして目に入る。
機能的なディテールを隠してシンプルに見せる方法もある。しかしHK06は、そこへ向かわない。必要なものは見せる。立体感も消さない。その代わり、見えているものすべてを服の形として成立させる。ショーツという小さな面積の中で、これだけ存在感のあるポケットを使いながら全体を破綻させない。このバランスに、CCPの巧さがよく表れている。
収納とベンチレーションを、ひとつの構造へ
腿後ろ部分のサイドには、ジップポケットによるベンチレーションを兼ねたモバイルポケットを装備する。ここもHK06らしい。モバイルポケットという収納と、衣服内部の換気を担うベンチレーションを別々に設けるのではなく、ひとつのディテールへまとめている。
面積の限られたショーツでは、機能をひとつ増やすたびに見た目へ与える影響も大きくなる。収納のためにポケットを付け、換気のために別の開口部を設ければ、それだけ線もパーツも増えていく。HK06はひとつの場所へ複数の役割を持たせることで、必要な機能を削ることなく構造を整理する。
前身頃ではポケットを積極的に立体造形として見せ、腿後ろでは収納とベンチレーションをひとつにまとめる。同じ機能的なディテールでも、すべてを同じ強さで主張させないところが面白い。見せる場所と整理する場所をつくることで、ショーツ全体の情報量をコントロールしている。
ウエストはイージー仕様にアジャスターバックルを配し、フィットを調整できる設計。ここにも明確な実用性がある。前身頃の収納、腿後ろの収納と換気、ウエストの調整。それぞれに着用するための理由がありながら、完成したHK06を見た時には機能の数を数えさせない。機能を追加した後、それをどう整理するのか。CCPはそこまでをデザインとして考えている。
ゆったりしているのに、服の輪郭が残る
シルエットは全体的にややゆったりとした設定。それでも、単純に身幅を広く取ったショーツとは見え方が違う。CCPならではの立体的なパターンメイキングによって服そのものの輪郭をつくり、そこへ前身頃の立体ポケットがさらにボリュームを加える。
ここで効いてくるのが、最初に触れた生地のハリだ。ゆとりのあるシルエットを柔らかな生地でつくれば、身体に沿って落ちることで輪郭も変わる。HK06は適度にハリのあるポリエステル生地と立体的なパターンを組み合わせることで、身体から少し離れたところにも服の形を残す。そこへポケットの膨らみが加わり、前後左右から見た時にそれぞれ異なる面が生まれる。
ゆったりしていることが単なるサイズの大きさで終わらず、ポケットを含めた造形を受け止める余白として働く。そのためディテールには存在感がありながら、ポケットだけが身体から浮いて見えるのではなく、ショーツ全体のボリュームへつながっていく。CCPが得意とする立体的なパターンメイキングを、HK06では穿いた時の輪郭そのものから感じ取れる。
ショーツという制約が、CCPらしさを鮮明にする
フルレングスのパンツなら、デザインを受け止める面積にはまだ余裕がある。ショーツではそうはいかない。大きな立体ポケットを置けば、それだけで印象は大きく変わる。ジップを加え、バックルを加えれば、さらに情報量は増す。だからHK06で見るべきなのは、何を付けたかだけではない。これだけの機能を限られた面積へ入れながら、どこを見せ、どこを整理し、最後にどんな形へまとめたのかだ。
前身頃では二重構造の立体ポケットを造形として積極的に見せる。一方、腿後ろではモバイルポケットとベンチレーションをひとつの構造にまとめる。全体にはややゆとりを持たせ、そのボリュームを立体的なパターンで形づくる。そして適度なハリを持つ生地が、その輪郭とポケットの立体感を支える。限られた面積の中で、見せる機能と整理する機能、その両方を受け止める形まで設計している。
これこそ、CCPの服にハマっていく理由なのだと思う。見た目だけを追っても終わらず、機能だけを調べても終わらない。形から構造へ、構造から機能へ、そしてもう一度全体の形へ戻ってくる。その往復をするたびに、最初に見た時とは違うものが見えてくる。HK06がCCPの人気モデルであることにも、このブランドの魅力が凝縮されていることにも納得がいく。
HK06は、単なる機能だけのプロダクトでも、見た目だけを優先したファッションでもありません。限られた面積の中で、必要な機能をどこまで入れ、どこを見せ、どう形へ変えるのか。その難しいバランスを、二重構造の立体ポケット、ベンチレーションを兼ねたモバイルポケット、立体的なパターン、そしてそれを支える生地まで含めて一着にまとめています。だから最初は形に惹かれ、知るほど構造が気になり、穿くことでさらに理由が見えてくる。だから最初は形に惹かれ、知るほど構造が気になり、穿くことでさらに理由が見えてくる。ただいま世界中でCCP中毒者続出中。LAMPAも、すでにその一人です。
■Size
Mサイズ 腰周り最大88cm ヒップ114cm 腿周り66cm 股上28cm 股下21cm 裾幅26cm
Lサイズ 腰周り最大92cm ヒップ118cm 腿周り68cm 股上29cm 股下23cm 裾幅27cm
※着用画像はMサイズを着用。モデルは身長168cm、体重70kg、肩幅45cm、胸囲98cm、ウエスト84cm、ヒップ97cm、腿回り55cm、足のサイズは26.5か27cmくらいになります。
※モデルの場合、2でサイズ感的には丁度で適正なサイズ。3サイズだと少し大きいですが、少し短めの丈なので、丈の長さがほしい人は3サイズでも良いかと思います。
■Color
Black
■Style
Tops MEANSWHILE BREATHABLE SIDE SLIT S/S SH MW-SH26105 2サイズを着用
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レビュー
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